EXPO FLASH FIELDで行われた関西大学との対戦。

昨年惜しくも逆転負けを喫した相手として、今年の関大戦に期する想いは強かった。今年は絶対に逃がさない。その想いが、試合開始最初のプレーで炸裂した。

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 京大のKick Off Rush。関大リターナーがボールをこぼし、慌ててリターンしたところに、#8大工と#13澤嶋が猛然と走りこみ、強烈なTackleでファンブルを誘発。敵陣10ydsで攻撃権をものにする。二人のガッツポーズに、この試合に懸ける想いを垣間見た。この好機を生かしたい京大だったが、WR#27向川が投じたパスをインターセプトされてしまう。関大の攻撃を3andOutに抑え、再び京大のオフェンス。RB#21大上、QB#19田中のランでゲインを重ね、最後はK#7大塚がFGを決めて京大が3点を先制する。

しかし関大オフェンスも#22古川のランプレーと京大の反則とでとゲインを重ねると、最後はQBが独走しTD。LB#2河村のブロックにより、PATは不成功に終わるも、3-6と試合をひっくり返す。

次のドライブ。京大オフェンスは逆転を狙うもののランプレーが奮わず、パントに追い込まれる。P#7大塚のパントで陣地を大きく挽回するが、ここでもディフェンスが関大オフェンスにコントロールされ、#22古川に独走を許しTD。京大はこの後、#1河野のナイスリターンで自陣42ydsからの絶好の位置から攻撃を再開するものの、WR#82白根へのロングパスは失敗に終わり、このチャンスを生かせない。ディフェンスは随所でDB#24岩村がナイスプレーを見せるものの、ランでずるずると進まれ、最後はFGを決められ、3-16。ここで前半が終了する。

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 13点差。後半での巻き返しを誓った3Qに入っても、オフェンスは流れをつかめず、パントに追い込まれる。ここでも大塚がナイスパントを見せ、関大は自陣深くからのオフェンス。しかし、ディフェンスも我慢の時間が続く。連続でダウン更新を許すと、最後は連携のミスからノーマークのWRにパスを通され、独走TD。その後さらにインターセプトを奪われTDを一本許す。

このままでは終われない京大オフェンスは、大上のロングゲインや、田中のラン、さらには田中から白根、WR#88佐々木へのパス成功で、敵陣12ydsまで迫るも、その後連続パス失敗で得点をあげられない。逆にディフェンスは関大#81中村へのロングパスを立て続けに決められると、DBが振り切られTDを許す。そのあともさらに1本のFGを決められ試合終了。3-40の惨敗だった