「京大ってどんなとこ?」「京大に入ればどんなことができるの?」といった疑問を持っている高校生は多いと思います。そんな高校生のみなさんに京大の魅力を知ってもらうため、京大の卒業生であり、世界で初めて「パズル学」で博士号を取得した、東田大志さんにお話を伺いました!

今回のインタビューを快く引き受けてくださった東田さんに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

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東田さん写真_編集

東田大志さん

プロフィール:2003年京都大学法学部に入学。同年、京都大学パズル同好会を創設。2005年、パズル研究のため法学部から総合人間学部に転学部した。大学院博士課程に進学した後もパズルの研究を進め、2016年に「パズル学」で京大博士号を取得した。現在は、パズルのビラ配りやパズルに関する授業などで、世界中を回っている。自称「ビラがパズルの人」。

 

――パズル学を研究しようと思ったきっかけは?

1回生時に様々なジャンルの授業を受けた中で、独創的な発明をしたり既存の概念を打ち破るものを考えたりする人たちをたくさん見て、自分も何か新しい学問をやりたいと思うようになりました。そこで、小さいころから慣れ親しんでいたパズルについて、新しい視点から研究してみようと思ったのがきっかけです。

 

――京大の魅力はどんなところですか?

よく京大は「自由」だと言われるのですが、本当にそこが一番の魅力だと思いますね。多少周りから浮いていても認められる器の大きさがあります。息苦しくないというか、少数派ということで生き辛くなる環境ではないですね。その自由な環境が、僕のパズル学のような、他には無い研究につながっていると思います。僕がパズル学をやりたいと言い出した時に、先生方が認めてくださり、学生たちも面白がってくれた、その両方があったから今の僕があると思っています。

 

――転学部されていますが、総合人間学部はどのような学部なのですか?

文系と理系両方のことが学べて、授業も非常に多くの選択肢の中から選べる学部です。他の学部と一番違うところは、主専攻と副専攻があるという事だと思います。普通の学部では1つの研究内容について深く研究していくのですが、総合人間学部では、複数のことを専門的に学ぶことができます。

 

――京大では他にどんな研究がありますか

京大には本当に沢山の研究があって、iPS細胞のような、医学の最先端で世の中のためになるような研究もあれば、一見役に立つかどうかよくわからないものもあります。例えば、キノコについては何でも知っているという人がいたり、お祭りについてや「かわいい」「萌え」という概念について真剣に研究している人たちがいたりもします。

 

――高校生へのメッセージをお願いします。

勉強をすることは確かに大事ですが、勉強と関係ないところ(部活でも趣味でも恋愛でも)で、全力で取り組むということがとても大事です。そういうゆとりがある環境だという点では京大が一番だと思います。最先端の勉強もできて、自分のやりたいことをできるゆとりや環境がある、京大はそんな所です。ぜひ京大に入って自分の人生を面白いものにしてください。

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「ビラがパズルの人」からの挑戦状!!

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