KG戦1_

記:青位諒(昨年度4回生、現フレッシュマンコーチ)

10月25日、西京極陸上競技場にて、関西学院大学との伝統の一戦「京関戦」が行われた。

以下、試合の大まかな経過である。

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第1Q 京大のキックオフで試合開始。関学はファーストドライブで京大陣まで攻め込むも、ボールをファンブルし、これを京大がリカバー。QB#17林田のパスを中心に、関学陣30yds付近まで攻め込む。ここで4thダウンとなり、スペシャルプレーでのギャンブルを選択するが、失敗。その後互いに得点はなく、関学がゴール前5ydsまで攻めたところで第1Q終了。

第2Q 1プレー目でWR#82横山へのパスがきまり、関学先制(0-7)。京大はWR#83山本睦が好リターンを見せ、京大陣46ydsからの攻撃権を得るが、このチャンスを生かせない。逆に関学は京大陣へとテンポよく攻め込む。京大ディフェンスが踏ん張り、ゴール前5ydsで関学を4thダウンギャンブルに追い込み、これを止めたかに思えたが、オフサイドの反側で、関学にダウン更新を許してしまう。最後はRB#40橋本がエンドゾーンへボールを運び、関学タッチダウン(0-14)。前半はこのまま終了。

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第3Q 関学のキックオフで試合再開。早く点を返したい京大であったが、林田がボールをファンブル。これを関学にリカバーされてしまう。しかし、ここで京大ディフェンスが踏ん張り、DB#18緒方がインターセプト。逆に攻撃権を奪い返す。このドライブでは、林田のパスがテンポよく決まり、関学陣8ydsまで攻め込むが、関学にインターセプトをされてしまう。関学は、WR#85木下のパスと橋本のランによって、追加点を決める(0-21)。京大は再びキッキングチームが好プレーを見せ、WR#1河野が京大陣45ydsまでボールを返すが、3rdダウンで林田が再びファンブル。関学はこれをそのままエンドゾーンまでもちこみ、追加点を挙げる(0-28)。次のキックオフでも京大は悪い流れを断ち切れず、山本がボールをファンブル。ここで第3Q終了。

第4Q 関学はこのチャンスを確実にものにし、橋本のタッチダウンで更に追加点(0-35)。その後の攻撃はお互いパントに終わり、再び京大の攻撃。京大陣10ydsから林田のパスとRB#21大上のランで関学陣8ydsまで攻め込むと、ここで一回生TE#89新澤へのパスが決まり、タッチダウン(7-35)。京大は次のキックオフでオンサイドキックを選択するが、失敗。その後はお互いに得点はなく、このまま試合終了。

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試合を観て、個人的に感じたことを以下に書きたいと思う。7対35という結果が示す通り、今回の試合は京大の完敗だろう。モメンタムのスポーツと言われるフットボールにおいて、ターンオーバーがゲームに与える影響はかなり大きい。京大がターンオーバーによって得たチャンスを活かせない一方で、関学はそのチャンスを確実に得点へと結びつけていた。後半に連続であげた3タッチダウンはまさに関学がモメンタムを自分たちのものにしていた時間帯であった。

話は変わるが、関学節では1プレー1プレーを最後までやりきるということを意識して練習に取り組んできた。第3Qの2回目のドライブでWR#82白根がボールをキャッチした後に、京大のOLが白根を関学のディフェンスごと5ydsくらい押し込んだプレーがあった。OLの最後まで少しでも前へボールを進めるという意識が現れたプレーのように私は感じた。同じようなシーンは第4Qにもあった。このように最後までやりきるという意識が、少しずつではあるが、確実にチームに根付いてきているように思う。ただ目指すのは、もっと高いレベルで最後までやりきるということであり、今後も更に厳しく取り組んでいく必要があるだろう。
次戦の立命戦でも1プレー1プレー最後まで必死にプレーをし、勝利を目指しますので、今後もご支援、ご声援のほどよろしくお願いします。